長年にわたり時代劇の第一線で活躍してきた名優・里見浩太朗さん。『水戸黄門』の黄門様役は、まさに国民的な存在となりました。今回は、俳優としての顔ではなく、ご家族やプライベートな一面に焦点を当ててご紹介します。
里見浩太朗の現在の奥さんは元CA！最初の妻と再婚相手について
2025年7月現在、88歳となる里見浩太朗さんは、1950年代から映画・テレビ・舞台で活躍を続けてきた名優です。俳優歴はすでに70年を超え、その長いキャリアは多くの人から愛される存在となっています。
私生活では二度の結婚を経験しています。最初の結婚は1966年ごろとされ、息子の佐野圭亮さんが誕生しましたが、圭亮さんが幼少期のうちに離婚。前妻は医師の家系出身といわれていますが、詳細は公表されていません。
その後1976年、現在の奥さまと再婚。元パンアメリカン航空の客室乗務員として勤務し、当時から気品のある女性として知られていました。奥さまは里見さんの13歳年下で、ベルリン五輪日本代表・風間栄一さんの娘でもあります。
2人の出会いについては、知人の紹介やパーティーでの出会いなど諸説ありますが、里見さんは「信頼できる人」と語っており、価値観やタイミングがぴったり合ったことが結婚につながったようです。
芸能界には関わらず、地上勤務を経て家庭を大切にしながら、里見さんを公私にわたって支えてこられました。芸能人の妻として表に出ることは少ないながらも、陰で支える存在として信頼が厚く、現在も穏やかな夫婦関係を築いています。
里見浩太朗の娘、息子について：実際の家族構成は？
最初の結婚で誕生した一人息子・佐野圭亮さんは、現在も俳優として舞台を中心に活躍しています。高校時代に父の背中を見て役者を志し、今では俳優として互いを尊重し合う関係を築いています。
圭亮さんの妻は、女優のおおたにまいこさん。おふたりにお子さんはいませんが、芸能一家としてたびたび注目される存在です。
なお、「里見浩太朗の娘は？」という声も一部で見られますが、公式情報では娘さんはいません。圭亮さんが唯一のお子さんであり、父にとっても特別な存在です。現在は良好な親子関係を保ち、互いの人生経験を尊重し合う“同志”のような関係にあるといわれています。
里見浩太朗の家系図と親族関係
里見浩太朗さん（本名：佐野邦俊さん）は、家系的にも興味深い背景を持っています。父・佐野亀一さんは旧日本陸軍の憲兵隊員で、里見さんが生後8か月のときに戦死。その後は母親の手で育てられました。生活は楽ではなく、少年時代は工場で働くなど苦労を重ねたそうです。
佐野家のルーツは山梨県南部町にあり、戦国時代には武田信虎に仕えた武将・佐野光次を初代とする言い伝えもありますが、これは伝承の域を出ない情報です。
特筆すべきは、俳優・佐野浅夫さんとの親族関係です。里見さんの母と佐野浅夫さんが「いとこ同士」にあたるため、里見さんと佐野浅夫さんは「従甥（いとこの子）」の関係にあたります。奇しくも2人とも「水戸黄門」役を演じたという事実は、運命的なものを感じさせます。2人の黄門様は演技の方向性は違えど、共通して温厚で正義感のある人物像を見事に体現していたと評価されています。
主要な家系図を整理すると、以下の通りになります：
* 父：佐野亀一（旧日本陸軍）
* 息子：佐野圭亮（俳優）
* 圭亮さんの妻：おおたにまいこ（女優）
* 現在の妻：信子さん（元CA、風間栄一氏の娘）
* 親族：佐野浅夫（俳優、従甥関係）
里見浩太朗と『あゝ人生に涙あり』の歌詞に込められた意味
『水戸黄門』の主題歌「あゝ人生に涙あり」は、1969年から続く長寿番組の象徴的存在で、「人生楽ありゃ苦もあるさ」のフレーズは広く知られています。
作詞は山上路夫、作曲は木下忠司。歌詞には「涙のあとには虹も出る」「自分の道をふみしめて歩く」といった、困難を乗り越える人生哲学が込められています。
この楽曲は、里見浩太朗さん自身の人生とも重なります。幼い頃の父の死、母子家庭での成長、俳優としての下積み、離婚と再婚、そして家庭の再構築。まさに「楽あり苦あり」の人生を歩んできたからこそ、歌詞のメッセージがより深く響きます。
本人もこの主題歌を番組内で歌うだけでなく、歌手としても歌い続けており、インタビューなどでは奥さまの手料理を「元気の源」と笑顔で語ることもあります。
88歳を迎えた今もなお精力的に活動を続ける姿には、この歌の精神が息づいているようです。
まとめ
俳優・里見浩太朗さんは、再婚から49年を経て、現在も穏やかな家庭を築いています。息子・佐野圭亮さんとの関係や、佐野浅夫さんとの血縁など、芸能の世界と深い縁を持つ家系もまた注目ポイントです。
主題歌『あゝ人生に涙あり』に象徴されるように、喜びも苦しみも受け入れて生きる姿勢は、まさに「人生のお手本」。年齢にとらわれず、信念を貫く姿勢が、多くの人に勇気を与えています。
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