『ドクターX』や『朝ドラ』でおなじみの名優・段田安則さん。「最近見ない？」と感じる一方で、「岸田元総理にそっくり！」とSNSで話題になることも。
この記事では、その真相である舞台での大活躍や紫綬褒章受章の快挙、そして奥様・向井薫さんとのプライベートまで、ドラマも舞台も魅力満載な段田さんの「現在」に迫ります！
【ドラマ】段田安則といえばこの役！『ドクターX』『朝ドラ』の活躍を紹介
数々のヒットドラマに出演し、その顔を見れば誰もが「ああ、あの俳優さんだ！」とわかる、段田安則さん。特に、国民的人気シリーズの『ドクターX』や、毎朝お茶の間を温かい気持ちにさせてくれる『朝ドラ』での姿は、多くの人の記憶に深く刻まれていますよね。
ここでは、彼の「名バイプレイヤー（名脇役）」としての地位を不動のものにした、代表的なドラマでの役柄を振り返ってみましょう。
『ドクターX』での忘れられない個性的な役柄
大ヒットドラマ『ドクターX』で演じた外科医・鳥井高は、忘れられないキャラクターです。プライドと野心は人一倍ですが手術は下手で、権力に媚びる「御意！」が口癖。
しかし段田さんはこの役に、憎めないコミカルさと人間的な哀愁を吹き込み、単なる敵役ではない「愛すべき敵役」へと昇華させました。5年ぶりに彼が再登場した際は、多くのファンがその帰りを心待ちにしていたほどです。
『カムカム』など歴代『朝ドラ』での心に残る演技
段田さんのイメージを語る上で欠かせないのが「朝ドラ」での父親役です。2021年の『カムカムエヴリバディ』では、厳格ながらも深い愛情を持つ繊維会社の創業者・雉真千吉を熱演しました。また、キャリアの転機となった1996年の『ふたりっ子』では、夢を追いかけて家を出る「ダメ親父」を演じ、その人間臭い魅力で全国的な知名度を獲得しています。
こうした朝ドラで培われた「善き人」としての信頼感が、他のドラマで悪役を演じたとしても、視聴者にその「振り幅」をすんなりと受け入れさせてくれているのかもしれませんね。
最近見ない？段田安則の現在は舞台が主役！
「最近、段田さんを見ないな…」と感じるかもしれませんが、それは活動の主戦場が、キャリアの原点でもある「舞台」だからです。段田さんは1981年、野田秀樹さん主宰の伝説的な劇団「夢の遊眠社」に入団し、俳優人生をスタートさせました。
国が認めた証！「紫綬褒章」を受章
段田さんの長年の功績が国に認められた証として、2024年、段田さんは「紫綬褒章」を受章しました。紫綬褒章は、学術や芸術分野で素晴らしい功績をあげた人に贈られる、大変名誉ある勲章です。
授章式で天皇陛下からお言葉をかけられた際、大河ドラマ『光る君へ』で自身が演じた、天皇を退位させた策略家・藤原兼家の役を思い出し、「（役柄とはいえ）すみません、謀反を起こしまして…」と心の中でユーモアたっぷりにお詫びしたという逸話も明かしています。
盟友・三谷幸喜も認める舞台での存在感
段田さんの舞台での活躍は、とどまることを知りません。脚本家の三谷幸喜さんをはじめ、日本の演劇界を代表する演出家たちの作品に、ほぼ毎年出演し続けています。
近年では、アーサー・ミラー作『セールスマンの死』（2022年）で主役を演じ、第30回読売演劇大賞の最優秀男優賞を受賞。2024年にはシェイクスピアの悲劇『リア王』で主役を務めるなど、精力的な活動を続けています。
段田安則の奥さん・向井薫ってどんな人？
公の場で多くを語らない段田さんですが、そのキャリアを支えるのが奥様の向井薫（むかい かおる）さんです。
二人の出会いから結婚までの道のり
二人の出会いの場所は、段田さんの原点でもある劇団「夢の遊眠社」でした。奥様の向井薫さんも、かつて同劇団に所属していた女優だったのです。同じ厳しい環境で、同じ芸術への情熱を分かち合った経験が、二人の固い絆の礎となっているのでしょう。
仲の良さが伝わる心温まるエピソード
向井薫さん自身も女優として活動し、1986年には人気番組『世界ふしぎ発見!』でミステリーハンターを務めた経歴もあります。段田さんはオフの自分を「気力がない」と語ることがありますが、プロの仕事に全精力を注げるのも、同じ世界を深く理解してくれる奥様の支えがあるからこそなのかもしれませんね。
段田安則は岸田文雄元総理に似ていると話題？
段田さんを語る上で、最近よく話題になるのが「岸田文雄元総理大臣にそっくり！」という話です。
話題になったきっかけとSNSでの反応
この「そっくり説」は、岸田元総理がニュースに登場したり、段田さんがドラマに出演したりするたびに、SNSなどで定期的に盛り上がりを見せます。この話題は、役柄とはまた別の親しみやすいイメージとなり、段田さんの認知度をさらに高める一因となっていそうです。
まとめ｜段田安則はドラマも舞台も魅力満載！
「最近見かけない」と思われていた段田安則さん。その理由は、主戦場を舞台へと移し、そこで円熟の輝きを放っているからでした。ドラマで見せる親しみやすさと、劇場で観客を圧倒する実力。
その両方を自在に行き来する段田さんは、日本の宝ともいえる名優です。これからも彼の活躍から目が離せません！
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